バイク走行の思い出を残そう!「ヘルメット顎マウント」のやり方と作り方

皆さんは「モトブログ」というものをご存知でしょうか?
この記事にアクセスしてくださった方はおそらくすでにご存知かと思いますが、モトブログとはMotorcycleのmotoとVideo Weblogを組み合わせた造語で、MotoVlogなどと表記されます。その表記の通りバイクで走行している際の風景を撮影し記録に残すことをモトブログといいます。
このモトブログですが、外部マイクを用いて話し声を録音するかどうか、YouTubeなどの動画配信サイトに投稿するかといった個人のスタイルは別として、どのように走行風景の動画を撮影しているのか気になったことはないでしょうか?
この記事では実際に複数個のヘルメットを所有し、2種類の形状のアクションカメラを使用したことのある筆者が、特に臨場感のある動画を撮影できるヘルメット「顎マウント」の方法について記録します。
アクションカメラの2つの形状
現在ではほとんどのアクションカメラがGoProがアクションカメラ先駆者として登場した時からの長方形の形を採用しています。しかし、2016年頃にはSONYもアクションカメラを販売しており、カメラ形状がGoProとは大きく異なりました。この形状によってそもそも顎マウントができるかどうかが違ってきます。

先に結論を記載しておきますが、上記画像右側の円筒状のアクションカメラで顎マウントをするのは難しいです。
SONYのアクションカメラ:円筒状
SONYのアクションカメラは円筒状の形状を採用しております。よって、ヘルメットにマウントする際にはヘルメットの側面にマウントする「サイドマウント」か、もしくはヘルメットの頭頂部にマウントする「ヘルメットマウント」の2つの撮影方法に限られます。もちろん無理やりに顎先にマウントすることはできますが、顎先からカメラが前方に飛び出るスタイルとなり、おすすめできません。
私個人としては、バックパックマウントというリュックの肩紐にアクションカメラを装着できるマウントアクセサリーを使用してバイクでの走行動画を撮影したことがあります。しかし、どうしても「自分が向いている方向の景色を映像に残したい」「画面中心とバイクのタンク中心が合致する画角で撮影したい」などの理由から、カメラ自体を手放してしまった経緯があります。
SONYが円筒状のカメラ形状を採用している理由はおそらく夜間撮影性能、さらに限定すれば、光学空間手ブレ補正を採用するためであると思われます。これは夜間の走行動画を撮影する際には非常に重宝するのですが、最近では他社のアクションカメラの機能が向上したことで夜間映像の撮影は電子手ブレ補正で十分という領域に達しているように思われます。よって、自分の好きな画角で撮影できることを第一条件としてカメラを選ぶのが最もおすすめです。
GoPro,DJI,INSTA360のカメラ:長方形
SONYのカメラ形状は円筒状であることに対して、GoProやDJI osmo action系統、insta360AcePro系統のカメラはレンズ撮影方向に水平な辺の長さが短い長方形の構造をしています。この構造は本記事の趣旨であるヘルメットに顎マウントする方法を採用する際に、非常に相性がよく、顎マウント画角で走行動画を撮影したい方には長方形のカメラがおすすめです。
ヘルメット顎マウントの3つの方法とメリットデメリット
実際に私が試してみて、実用に耐えうると判断したヘルメット顎マウントの方法を3つ紹介します。ぜひ自分のヘルメットや撮影スタイルに合いそうな方法で真似してみてください。
専用設計のマウントベースを使用する
まずは元も子もない話ですが、自分が持っているヘルメットの顎部分の形状に専用設計されたマウントベースを購入して接着する方法です。これはベース本体の裏面に3Mの強力な接着剤がついており、これにより接着する方法です。
これが最もスマートで、見た目も良いです。しかし、マウントベースは専用設計ということで、その設計向きのヘルメットを持っていない場合にはこの方法が採用できません。また、他の方法に比べるとコストが割高になる傾向があります。


万が一マウントベースが外れて脱落した際に、アクションカメラまで脱落して地面に落とさないように、脱落防止の紐も付属していました。
個人的にはマウントベースを設置したままカメラ無しで走行しても、違和感はないくらい全体に馴染んだスタイルになる点が専用設計のメリットかと思います。
私が専用設計のマウントベースを購入した経験があるのが、AGVのK6用のベースと、SHOEIのX-Fourteenのベースの2種類になります。以下がX-Fourteenのマウントベースになります。
こちらのマウントベースは、後述しますがクイックリリースマウントを用いる想定の設計で薄い形状のため、ほとんど目立ちません。
なお、どうしても専用設計のマウントベースが見つからない場合、個人的におすすめの接着剤があり、これを使用することで専用設計でないヘルメットにもある程度はマウントベースを接着することができます。
見た目はよくないのですが、接着剤自体がベースとヘルメットの隙間を埋めてパテの替わりになってくれます。
この方法は荒技であり、実際に接着剤でマウントを設置した後にもきれいに除去できる点はいいのですが、接着剤を剥がす作業が後々発生する(先述のようにきれいに剥がせます)ことから、大切なヘルメットを一生使っていきたいと考えている方にはおすすめできません。
GoProのアクセサリー類から組み上げる
こちらは最も昔ながらのスタイルで顎にアクションカメラをマウントする方法です。この方法の良いところは、アクションカメラのレンズ位置とヘルメットの中心位置を完全に合致させることができる点です。反対によくないところとしては、部品点数が増えるにつれてヘルメット自体が重くなってしまうことと、見た目を気にする人はマウントそのものの見た目が気になることです。
2026年現在ではこのマウント方法で撮影する人は少ない印象ですが、個人的には最もコストが安く、カメラの位置の調整幅が広い点から今でもおすすめな方法です。
最近ではこのマウント方法を補助する目的で、ジョイント部分がボールタイプになった商品も販売されており、さらに調整が楽になっています。
GoPro GUMBY フレキシブルマウントを使用する
これは上記のどちらの方法も取りたくない、もしくは、ヘルメット形状的に顎マウントがやりにくい場合に、ヘルメットを加工することなく、マウント側の工夫でアクションカメラをマウントする方法です。
フレキシブルマウントは元々どんな箇所にもアクションカメラを設置できることを目的として作られており、このマウント自体をヘルメットの顎先に固定します。

このマウント方法の良いところは、ヘルメット側に加工が入らない手軽さ、いつでも取り外せるという手軽さです。反対によくないところは、フルフェイスヘルメットの場合にはシールドが完全に閉められないこと、口元が窮屈になることです。
顎マウント検討時の注意点:マウントベースの形状
顎マウントのやり方、方法としては上述してきましたが、個人的に見落としがちだなと思った注意点を記載します。
それはマウントベース自体の形状についてです。GoProを購入すると、ほぼ必ずクイックリリースマウントの雄側(いわゆるクワガタ)とそれをとめるネジが付属していると思います。

ヘルメット専用設計の顎マウントベースを比較していただくとよくわかるのですが、AGV k6専用のマウントベースは、クイックリリースマウントを装着できない構造で、GoProをはじめ各種アクションカメラのマウントネジを使用する想定のようです。しかし、GoProを実際に取り付けてみるとわかりますが、アクションカメラ本体のネジだけでは、カメラ本体からの距離が確保できません。したがって、画角が思ったように調整できず、結局カメラのレンズ位置を調整するためだけに延長のマウントを購入することになりかねません。
一方、クイックリリースマウントが設置できる想定のX-Fourteenのマウントベースは、クイックリリースマウントが装着できるおかげで当然撮影が不要な時にはカメラ本体のクイックリリースが可能になりますし、画角の調整も十分可能になります。
私は、最初からクイックリリースマウントが使用できるマウントベースを探していたのですが、AGVに関してはその種類が少なかった、もしくは、非常に高価だったため諦めてネジ締めタイプのベースを購入しましたが、その構造上、必ず前方にベースが突き出ることになりますし、あまり見た目がいいとは思えませんでした。また、結局延長用のジョイントを購入したため、最初から古き良きモトブログスタイルでジョイント部を組み上げた方が良かったと後から後悔しました。
よって、読者の皆様はその点を予め注意してマウントベースの検討をしていただければ幸いです。
この記事が良かったらぜひシェアしてください!
























ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません