ホームレス環境構築のあやまち – 持ち物・契約編 これから不本意にホームレスになってしまう方へ

2026年7月25日

 この記事では、路上生活、シンプルに表現すれば空の下で屋根なしで生活している、かつ、日雇い等で雀の涙程度の収入がある私が、路上生活に移行するにあたって取った行動や購入した備品で、間違いだったなと後悔・反省していることを列挙し、その理由と対策を述べていきたいと思います。

はじめに

 さて、はじめに記事の対象を述べますが、現代のホームレスは清潔である。ほとんどのホームレスが、最優先に臭いと清潔感に気を遣っているのが現実です。では、「ホームレス」と聞いたときにイメージする、肌が浅黒く、臭いのするあの人達はなんなんだ?と疑問に持たれるかも知れません。

 私個人の考えですが、彼らは基本的に脳に障害がある可能性が高いと思われます。すなわち、精神に障害を抱えており、ホームレスというのは状態であって、実質名詞として呼称するなら福祉レスの方が正しいと思われます。基本的に、ホームレスというよりは、福祉にあぶれてしまった人であろうと思われる。私もいつかそうなる可能性だって0ではない。自閉スペクトラム症というのを聞いたことがあるかも知れません。スペクトラムとはまさに境界が曖昧な状態を指す。本来、正常であるかの如く考えている自分と、障害をもった方との違いはスペクトラムであり、断絶することは困難なはずである。ただし、便宜上今回の記事では、一旦このようなホームレスは対象から除き、かつ、ネカフェで生活しているホームレスも対象から除きます。彼らには彼らなりの利点(たとえば、シンプルに屋根がある等)があり、ネカフェや格安ホテルにも詳しく、相応の主張があるものと思われます。

 私は以降に記載する備品購入や各種契約など、すべて必要と考えていたのですが、結果的に必要のなかったものがほとんどです。これから、何らかの事情で路上に至る人間の、何らかの参考になりましたら幸いです。もちろん、路上生活に移行しない、人生を投げ出さないための対策をするのが、最もよい対策であることは言うまでもありません。泣。

スペック

ホームレスは実に他種多様なため、事前にホームレスとしての私のスペックを記載します。

  • 住民票は都内にはないが実家に移している。実家に帰らないのは甘えと言われても否定できない。
  • 郵便物は郵便局からのものはすべて実家に届く。
  • アマゾン等は受け取れない、または、街中のロッカーを指定する必要がある。
  • 大型の荷物は確実に受け取れない。
  • 実家は原子力発電所の事故・東日本大震災以後引っ越ししており、引越し先の実家に住んだことはない。
  • 身分証明書はすべて保持している。マイナンバーカードも持っている。
  • マイナンバーカード作成に付随するポイントは使い果たしている
  • マイナンバーカードの住所及び健康保険証の住所は住民票の住所である
  • 運転免許証の住所は以前住んでいた賃貸の住所である(住所変更予定)
  • クレジットカードは持てず、デビットカードやバーコード決済を使用している
  • 公園で寝ている
  • 日雇いアプリで仕事を探している
  • 月収は15万円程(日雇いアプリの仕事に移行したのが最近であるので、フードデリバリーの収入ということになります。)
  • 食費は1日当たり1,500円以上~2,000円以下
  • 充電はイートインスペースとモバイルバッテリーで賄い食費に含まれる

主な契約

  • 駅Myロッカー(月極ロッカー) 月5,000円
  • エニタイムフィットネス(風呂代替手段) 月9,000円程度
  • スマホの通信契約 月7,800円程度(高いと感じているが、eSIM対応のスマホは持っていないので実家かその他でSIMを受け取る必要がある)

フードデリバリーを基準に環境構築をしてしまった

 まず、そもそも、私が路上生活に移行するにあたって念頭に置いていた収入源はフードデリバリーであったこと、これがそもそもの想定・計画を誤った原因とも言えます。フードデリバリーを基準として路上生活上の計画を立ててしまったことが間違いでした。

 なお、ホームレスがフードデリバリーをやることそのものに対しては、そもそも旅をしながら収入を得てみよう的なアナウンスから始まったウーバーイーツが主ですから、一々反応されても困ります。上述のように、ほとんどのホームレスは清潔であり、おそらく一般人と見分けがつきません。

 フードデリバリーの仕事を遂行するためには、一部例外を除いて、自転車フードデリバリーのバッグは最低限必要です。もう基本的に想定のくり返し(計画とも言える)が以後の行動を改善する唯一の希望であるので、具体的に記載します。

 ホームレスとフードデリバリーを組み合わせると、フードデリバリー(以下「フーデリ」と記載)のバッグを持つ、自転車を持つという属性が2つ加わることになることはご理解いただけるでしょうか。フーデリのバッグはデカいし、目立ちます。そもそも、ホームレス向きではないことがすぐにわかるはずだと過去の自分を殴りたい気持ちです。ホームレスは、どんなにきれいごとを並べても基本的に公のスペースを人一人分一時占有することになります。よって、次項に述べるように、私はクソでかいバッグその他を隠蔽保管するために、月極のロッカーを借りてしまいました。これも後述しますが、基本的に必要ありませんでした。

フーデリを組み合わせた1日の路上生活を想定してみます。

 まず路上では朝5時頃起床し、寝袋を畳むことからはじまります。これは近隣住民に迷惑をかけると、排除される可能性が高まるからです。そして、6時ごろまで公園のベンチでぼけっとして、コンビニのイートインスペースが開く時間まで待ちます。コンビニで、一日分の充電のすべて(食物摂取含む)を集中的に行います。

朝8時00分、コンビニを退去し、フィットネスジムに向かいます。筋トレのためではありません。シャワーのためです。

朝8時40分、月極ロッカーに向かいます。

朝9時20分、月極ロッカーに到着し、フーデリバッグを取り出し、寝袋やシャンプーを収納します。

朝9時30分、フーデリ開始。

14時、配達依頼が途絶えてショッピングセンターのマックで休憩します。

17時、配達を再開します。

21時頃やる気がなくなって帰宅します。家はありませんので、月極ロッカーに向かいます。フーデリバッグを格納し、寝袋を取り出します。

21時40分、公園へ向かいます。その後は特定されるため割愛しますが、フーデリをやっているときはこんな流れでした。

月極ロッカーを契約してしまった

駅Myロッカー

 ここでお気づきでしょうか。月極ロッカーを借りるということは、そこまでの移動コストも考慮する必要があったのだ!!!! ホームレスの特徴の一つはもちろん家がないことである。しかし、ホームレスというその「ホーム」には、定点とかそういった意味も含まれるだろう。帰る家が無いことは不安であるしかなり不便である。しかしながら、身体を基準にどこでも寝床になりうることを示唆する。よって、身体を基準として動かすことが出来るというのが、実は最大のポイントなのだが、そのメリットを享受することなく、私は月極ロッカーを借りてしまった。すると、生活の基準が「身体」と「ロッカー」の二か所に分散する結果を招く。

 私の推し公園は基本的に湾岸エリア(広域指定避難場所だとホームレス排除ベンチなど存在しないことをご存知だろうか、そりゃ避難場所だからねと思いつつ)であり、月極ロッカーは東京駅のものを契約しました。本当にアホですよね。どの公園で寝るかにも寄りますが、自転車でロッカーまで40分もかかる距離です。まず「ロッカーまで40分」という日本語を発していること自体が笑えるのだが、このコストは笑いごとではなかった。

 もちろん、そうであれば月極ロッカーを推し公園の近くで契約すればいいのではないか、または、推し公園を諦めて、東京駅のガード下とかいいんじゃないかと考えるのが普通(さすがにそこまでの図太さはない)であろう。後述するように、そもそも、フードデリバリーの仕事から卒業すれば、契約ロッカーなど必要なかった。

 反対に考えると、賃貸やマイホームの最たる機能というのは、それらホームレス状態だと分散する各種機能のパッケージ化なのだと思いました。賃貸借契約はWindowsのようだと言えばわかりやすい人間もおられるかも知れません。ネカフェもこれを代替する可能性があることは私も薄々感じている今日この頃である。もっともこのようなパッケージ機能は「機能」として存在するが、現実の、物的な実体を持つ構造ではないために、目に見えずホームレスになるまで認識できない可能性を指摘しておきます。

駅のコインロッカーでよかった

 私が契約しているロッカーは、月5,000円です。駅で同様のサイズを借りると、1利用500円表示のものと同サイズです。これを毎日利用し、夜だけ、自分の身の近くに物品を置いておくことを考えると、1ヶ月1万5千円もかかることになります。私はこの点のみを考慮して、月極ロッカーを契約してしまったのですが、毎日朝40分、夜40分以上は、移動だけに時間をかけていました。もちろん途中でシャワーに寄るので、すべてが無駄とは限りません。これを、公共交通機関を利用する想定で積算すると、推し公園が判明しないようにぼかしても、片道168円から370円程度のコストがかかる。片道ですぞ。もちろん自転車なら無料ではあるが、消費カロリーその他諸々を考慮すると食費が嵩む結果となりかねない。

 月5,000円を30日で割って、一日当たり167円、最安で積算して、交通費が往復336円、すると、一日あたり、荷物の隠蔽保管に503円かかる。これを贅沢にも、最安ではない路線を利用した場合にはもっとコストがかかることは容易に想像ができる。コインランドリーを利用したい場合なんかは、特に最安路線で一本とはいかないであろう。503円、コインロッカーの500円と比較すると3円の違いですが、もちろん移動時間自体も、ある意味通勤時間みたいなもので、コストにほかならないだろう。

 この対策としては、月極ロッカーを利用するときは、上記に述べたような特徴をよく理解したうえで検討に検討を重ね、コストをよく意識したうえで、それよりもベネフィットが上回る場合のみ契約をすることに尽きると考えられます。私の場合は、フーデリを辞めて日雇いに移行したことで、まずフーデリのクソでかいバッグを持つ必要がなくなり、日雇い場の近くのコインロッカーを借りた方が安いし、自由時間も増えるし、コインロッカーにしても400円のもので十分であるし、これも後述しますが、休日だったら、コインロッカーに入れないという選択肢もあるのだから、今現状振り返ると月極ロッカーはまったくベネフィットがなかったと言えます。

 ただし、夜勤の日雇いにいく場合には、コインロッカーのコストが倍になることは付言しておきます。利用時料金+午前2-3時頃に日跨ぎの加算料金がかかるためです。とはいえ、後述しますが、寝袋をダウン素材のものにすれば、そもそもコインロッカーに入れる必要すらなくなりますし、日雇い現場に寝袋を持って行っても怪しまれない、寝袋を収納するリュックをもう一つ持つのであれば、そもそもロッカーなんて必要ありません。例えば、安全靴を入れている風に擬態するとかです。笑

寝袋の選択までもミスった

さて、だんだんマニアックな話題になりますが、寝袋についても私は選択を間違えました。寝袋は素材に応じて特性の違いがあります。

シュラフに関しては、過去にも何度か記事を書いており、詳細は割愛しますが、モンベルのシームレスバロウバッグ#0を使用しています。これは、化学繊維のものであり、かなり重たく大きいです。私は、日雇い労働を始めてから常に30L程度のリュックを背負っていますが、ギリギリ入らないのです。おそらく、ダウン素材であれば、圧縮を重ねれば軽く納まるサイズになるでしょう。youtube等を拝見するとほぼ間違いありません。

私のホームレス生活セット。基本的にリュックと寝袋以外は必要なかった。寝
袋の大きさに注目されたい。

これにどんな問題があったかと言うと、寝袋を収納するためだけにコインロッカーを借りなければならない状況が多々生まれました。

また、人によるでしょうが、寝袋を持ち歩いているという状況そのものが、ホームレスに見られる可能性を高めると感じるため、図書館や、ショッピングセンターに入ることを躊躇するようになってしまいました。

化学繊維の寝袋は私の使っているような、レベチな暖かさでも2万5千円ほどで、ダウン素材の同程度のものになると5万円くらいになるので、それなら化学繊維のものがよいだろうと、安物買いをしたのですが、結果的に安物買いの銭失いになってしまいました。

120日くらい公園で連泊してみて感じたのですが、寝袋って、入ったら暖かすぎて、10分くらいですぐ眠るので、潔癖だとしても別に中古でもよく、メルカリやヤフオクを探せば、2万5千円も出せばかなりいい状態のダウンの寝袋を購入できたものと思われます。

まとめると、私はシュラフの容積及び質量を扱い保管するコストを考えていませんでした。

また、あまり考えないようにはしているのですが、そこまで考えるなら1ヶ月単位でマンスリーホテルにでも入った方が良かったんじゃないかという説も頭をよぎります。笑

この対策としては、簡単で、まず路上で寝ないことです。寝袋は路上で寝るから必要になるのであって、ホームレス生活の設計段階ではまだ購入すべき物品ではありません。ネカフェに入った方が、実は安上がり(諸々考慮すると路上はイートインスペースとかで充電するし、シャンプーとか結構金がかかることもある)なのではないかと、少々の留保は持った方がいいです。路上に至る人に対しての記事で路上に出るなってのも暴論かも知れませんが、とにかく少々の留保はあってもいいと思われます。

たとえばですが、私は日雇いではあるものの、夜勤を好んでいます。夜勤を仮に30日連続で入れられるのであれば、寝袋は要りません。それは現実的には難しいかも知れませんが、どうしても休息を設けないといけない日のみネカフェに入る等、工夫することで、リュック一つだけで十分生活できるはずです。私はフードデリバリーを仕事の基準としたために、夜は寝るのだから寝袋は必ず必要という思考になってしまっていました。対策の取り方、考え方はいくらでもありますが、自分がなんの仕事を基準にするのか、よく考えた方がいいです。また、もうひとつ、冬でなければ寝袋は要りません。笑 

 ただし、ガチで凍死する可能性があるので路上換算で10月~3月は冬と考えましょう。

シャンプーのボトル買い、意外なゴミの問題

いや、お前何やってんだよって感じですが、シャンプーもコンディショナーも、ボトル買いしてしまいました…。

これは明らかなミスでした。ジップロックに入った、数泊用のシャンプーやコンディショナーが一緒になったものは多少割高ではありますが、毎日毎日持ち歩くリュックにシャンプーもコンディショナーもボトルで持っていると、まず重いし、リュック内で多少漏れるので、悲惨なことになります。また、シュラフと問題点は同じで、リュック内のほぼ半分の容積を占めるので、クッソ邪魔です。

そして、実際に路上生活をしないと想像すらできなかったのですが、ホームレスは、ゴミを捨てることができません。大事なことなので、もう一度記載します。ゴミを捨てることができません。え?どういうこと?と思われるかも知れませんが、私が原発の設計と思想が似ているなと感じる(後に記事にします)部分の一つでもある制度設計です。ゴミを回収しているのは、自治体の回収業者です。自治体が治めるのは、そこに住所がある人間に対してのみです。自治体にある清掃センターに持ち込めば粗大ごみでも処理してくれるのです。しかし、ひとつ条件があるはずです。それは、その区の自治体に住んでいるかという要件を満たしていることです。この要件は、技術的なものではなく、社会制度的なものであり、都内に社会的な住所を持たない私は、実質的に都内でゴミを捨てる術がありません。よって、これが最もホームレスで困るポイントでもあります。高くても外食しているのも、この辺の事情を解消しないと解消しきれないと思われ、よって、飯付きのネカフェがあるのなら、検討すべきかと思います。むしろ、そっちの方が安く上がる可能性があります。

津波と言う非常事態に対応するために、さらに電源や圧縮したエアーが必要という皮肉が、ホームレスにも当てはまると思いませんか?当該自治体に住所が無いという非常事態が、社会制度の「住所がないとそもそも機能しない」という設計思想によって弾かれる。自業自得といえばそれまでですがこの設計構造は酷似していると感じました。

 ホームレスはゴミ箱を漁っていると思われがちですが、意識が明瞭で多少の収入があるホームレスは、むしろ逆で、ゴミが捨てられないのです。これは、くり返しますが、路上生活的なホームレスに限定した話ではあります。ネカフェやホテルでは、清掃があるはずですから。これを指摘しているホームレスは少ないのではないでしょうか。日本の社会は..とか御高説を言うつもりは毛頭ありませんが、実質日本社会の弱点であることは間違いありません。

 ここから導かれる路上生活で避けるべき行動は何かと考えると、段ボールハウスを作ることでしょう。段ボールハウスというものは「段ボールを持つ」という属性が一つ加わることになります。したがって、段ボールハウスを作りたくないというプライドの問題ではなく、常識人ほど段ボールを捨てることができない可能性が高いので、段ボールハウスを組み立ててはいけません。同様に、シャンプーのボトル買い等、もってのほかでした。笑

 ホームレスは究極のミニマリストであると言われますが、上記のような理由によって、むしろミニマリスト以外の形態を取りえない、生物でいえば、他の種・個体でも同じ形態を示す「収斂」というものでしょう。

エニタイムフィットネスを契約してしまった

さて、もう一つ契約におけるミスがありました。私は、ホームレス開始4日目くらいで、エニタイムフィットネスを契約しました。これも、現状利用しておらず、完全に無駄金でした。

八丁堀のエニタイムフィットネス

一応エニタイムフィットネスの名誉のために記載すると、エニタイムフィットネスとは、24時間営業のジムであり、契約から30日間は契約店舗のみでしか利用できないのであるが、30日以後は日本全国どころか、世界共通のセキュリティーキーで世界中のエニタイムフィットネスを24時間利用できるというサービスです。これはすごい。と、思うじゃないですか誰でも。

でも、自分の身体は1個なので、世界中にジムがあっても99.9%は利用しない店舗であると思われる。私が利用した店舗数は3店舗のみで、常時利用していたのは1店舗のみでした。あれ、結局固定?笑

その後、日雇いをはじめるにつれて、銭湯に行くようになり、エニタイムフィットネスのぬるいシャワーや、利用時間が24時間とはいえ、11時から20時にスタッフがいること(ホームレス的にはコミュ障向けのジムであって欲しかった)がネックとなり、完全に通わなくなってしまいました。この間、数カ月経過していますが、トレーニング器具には指一本触れていないし、そもそも室内用のシューズすら持っていない。倉庫の日雇いにいって筋肉痛にもなりました。完全に無駄な契約であった。

そもそも私は朝シャワー派であったことからエニタイムフィットネスを契約したのだが、意外に朝の時間帯でも利用者がいるもので、かなりビビりました。意識が高すぎる。

エニタイムフィットネスは都内では月9,000円程度が相場であると思いますが、銭湯では、毎日通うと月1万5千円である。この差額6,000円であるが、実際には、冬は2日に1回で十分(つまり月7,500円)だし、汗拭きシートなどで十分清潔感を保つことは可能であると感じた。夏場はどうするのかと思われるかも知れませんが、夏場こそ公園の水道でいいのではないだろうかと思わなくもない。

それよりも、清潔なイメージとして必要なのは髭剃りなのではないかという解に達しました。笑

対策としては、これは個人の好みによるので何とも言えません。私は、銭湯の方が良かったし、大体銭湯横のコインランドリーを利用するため、コインランドリーと風呂が分散しないという点において銭湯もおすすめではあるなと思いました。

自転車を持っていた

最後に、これはまだ結論が出せていませんが、自転車を持っていたことは、環境構築において生活の基盤を大きく変化させるでしょう。私のような移動型ホームレスの形態を取る場合、移動が公共交通機関になるか、自転車になるかの条件分岐要素だからです。もちろんフードデリバリーにも使用しましたが、ホームレスの移動に3ヶ月近く利用し、現在は自転車を売却し(これもなかなかウケますが直接引取りならメルカリで売買できます)、徒歩移動と公共交通機関の組み合わせとなっております。

私が自転車で移動するうえで、もっとも困難な状況はやはり雨の日です。これは、路上生活においても最も避けたい状況なのですが、雨になった途端に生活難易度とコストが爆上がりします。

想定しましょう。

ホームレスなので、わざわざカッパは買いたくない。それすら質量があるし、嵩張る。さて、とすると、雨の日は自転車に乗ると濡れることが必須となる。雨の中に自転車に乗ったり、フーデリを稼働したと仮定すると、びしょ濡れになるでしょう。しかし、路上生活者の困難な部分ですが、すべてが非プライベート空間であるため、マッパ(裸)になれる場所など、無いのだ。下着まで着替えるとしたら、それは銭湯とか、エニタイムフィットネスのシャワー室となるだろう。それは経験してみないとなかなか想像できない。想像できても、行けるやろとか考えてしまうが、基本どうにもならないのが現実である。

よって、これからガチのホームレスになってしまう場合には、下着、すなわち、非プライベート空間で着替えが困難なものはローテーションを増やして、トイレ等でマメに着替えるほかありません。

自転車に関しては個人の考えによるので、何とも結論を述べにくいが、私個人的には必要ではなかった。というのも、日雇い現場は多岐に渡り、自転車で移動するには困難な距離まで働きに行くこともあります。例えば、生活拠点が江東区なのに、西船橋が現場とか、そういった場合です。この場合は、電車移動になるでしょう。その際に自転車は、今度は保管コストがかかることを再度考慮しなくてはならなくなります。といっても、大抵は12時間100円程度ですが。

私がホームレス時代に愛用していた折りたたみ自転車

私は、そこでまた、身体、自転車、寝袋、月極ロッカー、銭湯とコインランドリーと、生活に必需な機能が、分散することのストレスの方が大きいと感じました。よって、これも、薄々感じているのですが、ネカフェに入ればよく、フードデリバリーを仕事にしなければ、自転車など要らないといっても、私個人としては大過ありません。

まとめ

あれ?路上生活って意外にコストが掛かっているのではないだろうか。私自身の経験から、2,000円程度のネカフェがあり、食費を極限まで抑えられる自信があるのであれば、ネカフェに入ってもほとんどコストが変わらないかも知れぬことを如実に表していると思う。そして、前述したとおり、賃貸の機能は「パッケージ化」であり、実体がなく把握しずらい。路上生活とネカフェ生活の最たる違いは、パッケージ化がなされているか否かであると思う。ネカフェはその点、ある程度の生活必需機能がパッケージ化されている。

私はTwitterで、ネカフェに入るホームレスに出会ったのであるが、正直賢いと思いました。笑

これから、もしかしたら私は寝袋を手放して、ネカフェに移行するかも知れない。

反対に、すべてにおいて一から構築する自由、それを追い求めるのであれば、路上生活も悪くない選択である。これは、オペレーティングシステムで言えば、freeBSDであり、GentooLinuxであり、LinuxfromScratchであるのかも知れない。しかし、路上生活経験者から言うと、生活必需機能の分散はかなりストレスであることは散々述べた。これはパッケージ化の背合わせである。

この記事が、これから不本意ながらホームレスになってしまう方の、何かの参考になりましたら幸いです。

ではまた。